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ギターを学ぶには実践の場を持つことが大切です。 僕の場合も共演者から学べて、恵まれていたのですが… 個人練習となると、難しいことにトライしたがるという感じ。 ちょうど日本人が英語を学ぶ時に、難しいフレーズや読解問題を解く事が英語をマスターするというのと同じでした。 沢山知識を増して、難題に対応できるように頑張る…僕はギターでやってしまいました。 面白いことに、語学の道のりはギターとは正反対でした。 英語やポルトガル語は完全にコピーだけです。 最初カレッジでは英語が話せなくて、ギターも弾けなくて、ほぼ誰からも無視状態… でも一人だけ、クリント エリスという友達ができました。 彼からギターやジャズについて教わりました。 そしてケン ミラーという先生はいつも優しく教えてくれました。 でも、二人だけなので英語を話す機会は少なかったです。 そして最初の学期が終わり、長い夏休みに必死に練習しました。 少し弾けるようになったら… なんと、これまで無視していたクラスメートたちが声をかけてくるではありませんか。 「Hitoshi、一緒にやろうぜ」 ジャズインプロヴィゼーションのクラスでは、小編成のバンドで練習します。 ギターが弾けるようになると、声をかけてくれる…そんな感じです。 そうやって英語を使う機会が増えて行きました。 結局何かこちらからオファーできるものが必要です。 何の役にも立たないのであれば、相手にしてもらえません。 ポルトガル語は英語をベースに覚えて行きました。 これも結局はバンドで演奏していたので、いろんな人と繋がる機会がありました。 やはり芸は身を助ける、だなと。 ただ振り返ると、当時はほとんど話せてなかったと思います。 ちょこっとだけ話せるだけだったのが、少し話せるようになったのは、仕事をするようになってからです。 英語はシドニー時代に飲食店を10年経営した時によく使いました。 そして音楽教室で教えるようになり、演奏の仕事もするようになり、プレッシャーの中で話すのが良かったです。 帰国後はブラジル人にギターを教えていたのですが…リーマンショックで生徒がゼロになりました。 どうしようかと困っていた時に、ハローワークに外国人が溢れてどうにもならない状態になっていると知りました。 僕のレベルでは無理だとわかっていましたが、猫の手も借りたいほどだったので雇ってもらえました。 それ以来、仕事仲間のブラジル人と話しながら学んでいます。 とはいえ今でも僕の語学のレベルは本当に大した事はありませんが…
とにかく仕事のプレッシャーの元で覚えるのが、ギターも言語も一番早いと思います。 そしてある程度できるようになったら、文法などを学ぶといいと思います。 僕も今こそ学ぶべきだと感じてはいますが、優先順位が低いのでできてません。 コメントの受け付けは終了しました。
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4月 2023
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