|
基本の動きを何度も練習するのは面白いです。
自動的になっているのに、繰り返す。 考えずにやれるようになって、その意味が分かってくる。 例えば、英語やギターで一つの単語やトライアドを学ぶとします。 何度も発音する、弾く、そうすると色んなやり方、捻りができるようになるには、余裕が必要だと気づきます。 だから基本の動きを馬鹿らしくても何度も繰り返します。 自分の言葉、声で発信するのは勇気がいります。
洗練や完成度を求めるとキリがありません。 それに、色んな人の意見やアイデアを盛り込めます。 でも自分の声、言葉は埋もれて行きます。 じゃあどうしたらいいのか? 経験やストーリーを語る事に価値があるんだと思います。 自分の声と言葉で。 海外で暮らして良かったのは、自分の弱さ、無力さを知った事です。
何をするにも言葉も分からないし、何も知らない。 だから頭を下げてお願いするしかありませんでした。 もしくは、情報も無いままに当たって砕けるか… でも、今はネットで情報収集できます。 だから海外に行ったとこで、そこまで無力さを感じられないかも。 ブラジルの夜は長かった。
金曜の夜は大抵旅先ですが、たまにミッションベタニアの寮にいた事もありました。 周りは住宅地で、近くと言えるほどでは無いけれど、バーとかあって寝ようと思っても、音楽が聴こえてくる… 控え目で、謙虚な人こそ心を開いて声を聞かせて欲しいです。
僕みたいに積極的に出そうと努めてる人は、出すことの楽しみを知ってます。 抵抗があっても、自分を少し解放してあげるといいと思います。 自分を出すのは純粋に気持ちいいです、やめられなくなるでしょう。 やり方さえ選べば、そんなに怖がることもありません。 インスタで知ったカフェ、レストランに行く。
インフルエンサーと同じパンツを履く、ギターを買う。 昔は雑誌でしたが、それだと宣伝っぽい。 だからソーシャルの紹介の方がリアルだ、という時代は終わりました。 今やすっかりマーケターに毒されています。 どうしようもありません、全ての行動を追跡されてるわけですから。 だから自分は知らなくても、自分の行動は操作されているのです。 その感覚が嫌なので、昔はどうだったかな?とよく思い返します。 毎日書く。
気が乗る時も、乗らない時も。 習慣にして、沢山書いた後、良いものとそうでないものがあると分かる。 ただそれだけです。 そこから判断しようにも、まだ成長の途上だという事も分かります。 やっただけ上手になってるじゃないかと。 シンプルにすれば冴えてくる。
シンプルにする途中から既に冴えてきます。 持っているもので用を足す。 足るを知ると、余裕が生まれます。 本当は余裕が欲しいから、モノを持つのでは無いと思います。 余裕は、便利さ、ステイタス…これらを求めると色々害があるようです。 情報は何でも検索すれば無料で見つかります。
とはいえ、すぐに欲しい情報にたどり着けるか? または、そもそも解決したい事が明確でなかったり… 解決しないのは間違った道に進むから。 そうすると逆に迷路にハマってしまいます。 テレビやスマホをやめるだけで、自分の時間が少しは出来ると思います。
特に朝の自分の時間を作るのはいいです。 家族に邪魔されません。 集中力が満タンなので、効率が2倍という人もいます。 夜疲れた状態でギターの練習を1時間するなら、朝30分やった方がいいです。 ブラジルのベロオリゾンテという街は、風情があるというか、ちょっと古い建物が目立ちました。
僕が住んでいたのは94年から95年にかけてでした。 初めてセントロに行って、地元に馴染む服を探した時の事です。 まるで70年代イタリア映画の中に迷い込んだかのような、ラフで汚れたビルが目の前に広がってました。 強烈すぎて今も鮮明に覚えてます。 自分の才能に目覚めた後、それを具体的に日々の生活にどうするのか?と尋ねられました。
僕はまず意識をする事から始まると思います。 なぜなら意識せずに出来てしまうのが才能なので、特別な感情が無くても仕方がありません。 でも、これからは才能が発揮される場面があれば、自信を持って行うだけです。 そしてその成果を観察しましょう。 他人と違う所に気づけば、やはりそうなのかと納得するでしょう。 Shawn Stevenson の 「最高の脳と身体をつくる睡眠の技術」という本には、様々な角度から睡眠について書かれています。
よく言われている事から、マニアックな事まで、とても興味深いです。 彼のポッドキャストを2014年から愛聴してますが、健康系は単語が難しくてよく分からないジレンマがありました。 たまたま図書館で日本語バージョンの本を見つけました。 ポッドキャストで内容は大体把握していたので、読み進めるのが楽です。 少しずつ学びをシェアして行こうと思います。 通訳のバイトをしていて、ネガティブな話になる事が良くあります。
そんな時、共感しながらも振り回されない強さが欲しいです。 それは難しいです。 でも、振り回されてるからといって、共感してる訳でもないと分かりました。 全て基本に戻って行く。
企業の新人研修テキストか何かに、こう書かれていました。 「基本はそれ自体で機能する。基本は長い年月をかけて残ったもの。無駄が無く、それ自体で美しい」 読んだのが20年以上前なので、正確には覚えません。 最近では、基本へ戻る旅路をしてるだけに思えてきました。 シドニーにいた時、最後の3年半くらいですがギグを貰えるようになりました。
お店をしながら、音楽教室で教えながらなので、週末限定でした。 電話で、日時、場所、金額、どんな感じの仕事か、誰とやるのかを伝えられて、現地集合というものです。 ゆるい生き方、というのが言われ始めてしばらく経ちます。
どこか捻くれ者、社会不適合みたいなイメージかも知れません。僕もそんな1人です。 日本は異常に厳しく、真面目過ぎて疲れます。 みんなそうだからそうした方が楽なのでしょう。 でも、海外生活が長かった僕には無理です。 「スランプで書けないなんて事はない」とセス ゴディンは言います。
気分が良い時も悪い時も、会社で働く人は働きます。 働けなくなる事はありません。 ライターや、アーティスト、ミュージシャンだけの言い訳に過ぎないそうです。 僕のフェンダージャパンの一番安いテレキャスター。
86年の4月に買ったと思います。 おばあちゃんがくれた、高校入学祝いと、春休みに道路工事のバイトをしたお金で買いました。 ¥55000でしたが、今ではジャパンヴィンテージなどと言われてます。 それにフェンダージャパン自体が無くなり、もう買えません。 ただ、希少価値的な話は僕にはどうでも良いです。 タレント(才能)という言葉の語源は、聖書にあるタラントの教えにあります。
タラントとは当時の金や通貨を測る計りで、金を表す単位にもなったそうです。 1タラントはいくらか? 聖書の注釈には1タラント=6000デナリとあります。 1デナリが1日ぶんの労働賃金だそうです。 日本円で、分かりやすく1日1万円の労働賃金だとします。 すごく大雑把に言えば、1タラント=6千万円くらいだそうです。 イエスがこんなたとえ話しました。 閉塞感極まりない時代です。
生まれ変われるなら…と考えた事ありますか? 失われた30年に生まれた人たちは、日本の良かった時を知りません。 若い人たちは、そもそも生まれ変わりたいのか?って疑問です。 |
アーカイブ
4月 2023
|