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みんなが好きな事、みんなのために何かをする、作る、という時代は終わりました。
全てが細分化されており、そこから無数の複合体も出来るからです。 だからこれまでの常識的な考え、普通とされるジャンルは、さほど大多数では無くなりました。 「ひとしさんは何がしたいんですか?」
シドニーにいた頃、僕の店で働いていた子に尋ねられました。 ヒュンチョル君という、韓国人の大学院生で、脳神経外科(確か)の勉強をしていました。 僕は返答に困りました。 波打ち際を、娘と手を繋いで、少し歩くだけで、嬉しいくらい満たされました。
美しい数分間でした。 砂浜というより、砂利っぽくて、長く歩けなかったのが残念ですけど… 足の裏の刺激と、娘の手、日差し、打ち寄せる波、心地よい水の冷たさ、空と海の青、潮の匂いなど色んな刺激が一度に感じられたのでしょう。 五感以上が満たされた感覚です。 今、この瞬間を生きてる感じを味わえました。 人との比較に苦しまない方法は、自分の強みを知る事です。
弱みの克服は解決になりません。 「さあ、自分に目覚めよう」という本で紹介された話ですが… 強みに対する注目度について、いくつかの国を調査したそうです。 その中で最も低い国は、日本と中国だそうです。 成功への鍵は強みにあると答えたのが、24%だけでした。 最も高いのはアメリカで44%。 面白いのは、国籍に関係なく、55歳以上の人は弱点にこだわっていないそうです。 |
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4月 2023
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