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クリスマスと言えば、楽しく明るい雰囲気を思い浮かべると思います。 しかし一方で、寂しさが身にしみる人もいます。 みんなが愛する人たちに囲まれているわけではありません。 辛い状況の中の人もいます。 孤独を感じている人も多いでしょう。 でも本来クリスマスはそんな人たちのためのものなのです。 クリスマスの主人公、イエス様はどこで生まれたのかというと… 馬小屋です、知ってましたか? その頃、ローマの皇帝アウグストから人口調査の命令が下されました。 みんな生まれ故郷に戻って、そこで登録をする事になっていたのです。 当時ユダヤはローマの属国でしたが、大混乱だった事が想像されます。 臨月のマリアは、ヨセフの故郷(ベツレヘム)へと旅をせねばなりませんでした。 ベツレヘムは人でごったがえし、宿を探してもすでに空き部屋は一つもありません。 出産が迫っているのに、誰も部屋を譲ってくれないのです。 マリアは誰からも拒絶されたような気持ちだったでしょう。 そしてついに産気づいてしまい、切羽詰まりました。 その時、やっとの事で貸してもらえたスペースが馬小屋だったのです。 救い主は、歓迎されて、華々しく生まれたのではありません。 誰からも拒絶されたような状況でした。 暖かい部屋、出産の準備が整えられる事もありませんでした。 迎えてくれたのは人ではなく馬たちでした。 でもそんなメルヘンチックなものでもありません。 馬小屋は、暗く、臭く、汚いものです。 生まれて来たイエス様は、汚れた飼い葉桶にわらを敷いて置かれました。 この馬小屋での誕生について、よく人間の心に例えられます。 人の心は、陰気で、臭く、汚くなる時があります。 普段はそんなでもないと思ってはいても、本性が時にふっと顔を出すものです。 誰にでも身に覚えはあるでしょう。 でも実際は、人間の思考の80%はネガティブだと言われています。 そもそも汚れており、よほど酷い時でないと自覚できない、というのが実態です。 心を病んで苦しむ人はたくさんいます。
孤独で闇を抱えている人は多いです。 そんな言い方でなくても、人を許せない、寂しい、虚しい、生きるのが辛い、将来が不安、などと思う事は誰にでもあるでしょう。 僕にもあります。 そんな時は思い出して下さい。 救い主はそんな人の心に宿ってくれます。 それがクリスマスです。 コメントの受け付けは終了しました。
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4月 2023
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