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ブラジル時代には沢山の友達が出来ました。 彼らとはFBやインスタを通して交流が続いています。 ソーシャルメディア以前は、ほんの数人と手紙や電話で繋がっていただけでした。 今や世界は狭くなりました。 最近FBで、あるお爺さんと繋がりました。 セニョール オノフレという、当時僕が通っていた教会のメンバーでした。 僕がブラジルを去る前に、ランチに招いてくれたのを覚えてます。 ブラジルではディナーでなく、ランチがメインの食事です。 家族揃って、ご馳走を振舞ってくれました。 楽しい時間だったので、鮮明に覚えています。 でも、何のメッセージもなくFBで繋がったので警戒していました。 そもそもまだ生きているのか?とか。 もしかしたら、乗っ取りかも?とか。 一昨日、彼が電話をかけて来ました。 乗っ取りではなく、本人だと分かり、嬉しかったです。 僕を招いてくれた時に、初老だった印象があるので、心配でした。 もう88歳だそうです。 「君は教会で演奏していた、あのヒトシか?」 24年ぶりの再会です。 僕はまず当時の事を感謝している、と伝えました。 彼もよく覚えていてくれました。 僕がチキンの丸焼きの姿が可哀想と言った事や、帰国したらオーストラリアに行くと言っていた事など。 当時はポルトガル語が今ほど話せませんでした。 伝えたくても気持ちを伝えられず、もどかしかったです。 どれほど当時僕がありがたかったか、ようやく思いの全てを伝える事が出来ました。 「僕たちは神様の家族だろ。僕も昔、知らない土地に住み始めた事があった。同じく教会の人たちが助けてくれたよ。そういうものさ、僕らは兄弟だろ?当然じゃないか」 やっぱり変わらない、変わってない。 昔ブラジル人の温かさに感動した記憶が、蘇って来ました。 話しながら泣きそうになりました。 「またブラジルに遊びにおいで。そしてまた一緒にうちで食べよう」
電話を終えた後も、しばらく再会の嬉しさと、懐かしい温かさに、夢心地な気分でした。 妻と娘にセニョール オノフレの思い出を語りました。
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4月 2023
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