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「自分のベストを尽くせ」 この言葉をそのまま受け取ると良くありません。 そんなにシンプルな話ではない、と思います。 苦手な事に対して、全力をあげて取り組むべきか? どうでも良い事にも、尽力していいものか? 「自分のベスト(最良)にベスト(最善)を尽くせ」 と言い換えるとどうでしょう? 意味が明確になり、納得します。 何でも全力でやればいいのではありません、疲れてしまいます。 でも、ここでまた考えさせられます。 「自分の持っている最良(ベスト)とは?」 自分についての知識をあまり持たない人は多いです。 外部からの膨大な知識、情報を毎日詰め込んでいるにも関わらずです。 意外にも最重要人物(自分)に対しては無頓着です。 僕もそうです。 単純に自分の持っているもので、頑張ったところで大した成果はありません。 そして周囲も数字でしか判断できません。 だから漠然と頑張っても、すでに頑張った人たちと同じ事をやるだけです。 同じものなら要らないんです。 だからBestとは、周りよりもBetterになるのではなく、Differentである事と言えます。 周りと違っている事、違う視点を提供できる事、それが重要です。 そのカギは自分自身でいるように務める事。 競合よりBetterになろうと努めても、大勢で小さなパイを取り合うようなものです。 大した余白が残されてません。 だから値引きなどの戦いに巻き込まれて行きます。 自分の中のベストを見つけるにも苦労するかも知れません。 また、そこに全てを尽くす潔さを持つにも苦労するかも知れません。 でもそれしか残されていないのです。 周りを見ればすごい人ばかりです。 でもそれは他人のベスト(最良)です、自分のではありません。 その人たちの真似をせず、自分に徹する事がベスト(最善)なのです。 Be yourself, everybody else is already taken. - Oscar Wilde コメントの受け付けは終了しました。
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4月 2023
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