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94−95年にかけて、ミナスジェライス州のベロオリゾンテ(パラナ州クリチバにも2ヶ月滞在)という街に住みました。 ブラジルで過ごしたシンプルライフの1年は僕の人生に強烈な影響を与えました。 住んでみないとあのアミーゴ文化の素朴さ、温かさは分からないと思います。 孤独に苦しむ多くの日本人は、是非一度ブラジルで生活して癒されて欲しいです。 ネット以前の時代で情報は無し、言葉もわからず大変でした。 それだけに人々の温かさに浸る事もできたのかも知れません。 なぜなら頭を下げて人に頼むより他に生きる術がなかったからです。 ブラジル人は、困った人を見ると必ず助けます。 お互い助けあって生きていました。 当時は経済がひどい状態でした。 93年のインフレ率が2489%という恐ろしいハイパーインフレです。 貧しい人は決して裕福にはなれません。 人々はその中でどんな生活をしていたのでしょう? サッカー、バレーボール、カフェ、バーベキュー… 日本とあまり変わりませんね。でも、違うんです。 僕が住んでいた所で見かけた風景は、戦後の日本のそれなのかも知れません。 サッカーといっても、ボールは布切れを丸めたようなものを縫い合わせて使ってました。 しかも裸足で、路上で遊びます。 1度裸足でやってみましたが、皮がベロベロに剥けてしまいました。 バレーボールも路上なんです。坂が多いので、傾斜があってかなり不公平です。 そんな中でも全然お構いなし… 車を持つ人も少なく、公園まで行く手段がないのでしょう。
近所で気軽に集まれる方がいいのです。 本当のシンプルライフでした、それがとても幸せでした。 モノがあってもなくても、幸せになれる事を学んだ1年でした。 その後の人生に大きな影響を与えました。
2 コメント
武藤功史
10/22/2019 07:13:44 am
懐かしい! ブラジルは本当にいい人が多いね。
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ひとし
10/22/2019 01:16:53 pm
布切れのサッカーボールは衝撃的だったね!
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4月 2023
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