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「Desirable difficulty - 望ましい困難 のおかげでここまで出来れた」 とDan Miller はポッドキャスト、48days work you love の中で言いました。 何でも簡単に手に入る、便利な世の中ですが、良い物は困難の末に手に入るようです。 困難の中で、特別なスキルや人格が形成されるからです。 僕は恵まれた環境に育ちました。
しかし今、ebookなどに書いているギターのコンテンツの多くは、人から教わったものではありません。 人から聞いたり教わったものは、必ずその説明を加えています。 海外生活が長かったので、情報が圧倒的に少なかったです。 それゆえ自分であれこれ考察するクセが付きました。 アメリカにいた時、語学力が乏しかったので、授業もかなり取りこぼしていたと思います。 ブラジルでは全く情報がありませんでした。 オーストラリアでも同じです。 もちろん個人レッスンを受けたりしましたが、今の情報量とは比較になりません。 「なぜこうなんだろう?」 おかげで自分で考えるようになった、というわけです。 ギターの指板を眺めながら、コードをいじくるクセが付きました。 指板の仕組みを発見した時は、自分でも震えがくるほど恐ろしくなりました。 自分で考えるしかない環境で長年過ごしたから、その発見につながったと思います。 他にも思い返せば、色々あります。 一見大変に思える事があっても、それが後に自分の強みにつながりました。 その渦中にいると、ポジティブに捉えるのは難しいです。 しかし経験を積むと、視点をずらせるようになります。 「この経験が将来どんな風に開花するんだろう?」 と長期的視野で達観できるようになります。 Joel Osteen のポッドキャストでは、「暗い場所で祝福される」というタイトルで教えています。 土に植えられる種を例えにしています。 上手く行かない時、辛い時があります。 暗い土の中で身動きとれない種のようです。 しかし、時が来れば芽を出すのです。 種は土に植えられる時、どう思うでしょう? 真っ暗闇の中に閉じ込められる、それは不快です。 「なぜこんな状態が続くのか…」 そう思うのが普通ですが、神様はその期間を必須とされています。 育ち、芽を出し、実を実らせるために、どうしても通らなければなりません。 全てのプロセスの中で、神様は最善を計画されています。 人はその瞬間しか生きられません。 だからなるべく快適に過ごしたいです。 しかし永遠なる神様は、時間をも治める方です。 その方に人生を委ねる事が出来るのは、素晴らしいです。 自分の最善をいつも願っておられる神様だからです。 だからこそ信頼し、望ましい困難として受け入れて行くのです。 暗い時期を通っているなら、いつか祝福に変わった時に感謝するのではなく、今すぐにでも感謝すべきなのです。 そんな姿勢を神様は喜ばれます。
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4月 2023
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