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「何もかもが中途半端で、何も出来ない」という相談を受けました。 真実は、全てが完璧な人は存在しません。 その悩みの本質は、中途半端をどう捉えるかです。 何でも極めるには時間がかかるものです。 時間をかけて磨く楽しみを、楽しむのです。 そもそも、なぜそんなに焦るのでしょう? 人を圧倒したい、人に認められたい、という気持ちがあるかも知れません。 それを捨てると楽になれます。 まずは自分に正直になる事です。 誰一人として完璧でない、つまりみんな中途半端なんです。 だから恥じることはありません。 コミュニティで機能できる人であれば… それは家で頑張るだけでは、難しいかも知れません。 例えば、ギターなら演奏に慣れることが必要です。 ジャムセッションに参加したり、バンドで演奏する事が必要です。 もし誰もいなければ、レコードと一緒に演奏しましょう。 人と演奏できるようになるには、シンプルなコードを弾く、アルペジオなどのコード崩しのラインを弾く、が最低ラインとなります。 これはタイミングやタッチのニュアンスを磨く事に尽きます。 英会話で、相槌するみたいに、短い言葉だけでも、直ぐに反応して、感情を込めて言える事が大切です。 仕草や、表情なども外人らしく振舞う必要があります。 そうすれば、大した事してなくても、場に馴染んでいるように見えます。 これはハッタリですか?ハッタリで結構です。 その会話のマナーは、そこに参加して身体で覚えていきます。 だから、なりきる努力が大切です。 最初は、小難しい事など気にする余裕はありません。 シンプルな事でいいから、それらしく出来るようになってからです。 つまり多くの場合、悩んでいる事がらのほとんどは、理想が高すぎるのです。 求めているのは、それらしく出来ている状態です。 それは基礎的な事をいい感じで出来るかどうかです。 難しいことをする前に、簡単な事をかっこよく出来るようにするといいです。 そうすると、小難しい事をちょっと織りまぜるだけで、いいスパイスになります。 しかしその基礎の大切さに気づかないのが大多数です。 何かすごい事をやらないといけないと思うのです。 基礎がなければ、中途半端なのは当然です。 中途半端でいい、でもそれらしく出来るようになるにはまず、「習うより慣れろ」です。
まずポイントだけ押さえればいいのです。 全部、後から磨いていけばいいです。
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4月 2023
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