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結構長く、高さもあるエスカレーターなのですが、不覚にも電子レンジが手から滑り落ちてしまいました。 転がり落ちるにつれ、スピンの速度と落下スピードを増していきます。 下の方に一人だけエスカレーターにおり、直撃寸前で気づき、避けてくれました。 ほんの数秒の事でしたが、心臓が止まるかと思いました。 その人にお詫びしたら「No worries, mate!」と言ってくれ、本当に良かったです。 数年後、あるお客と話していたら、なぜかその話になり「君があの時の?」と偶然再会しました。 そうと知り、再び当時の事を詫びました。 でも彼も笑顔で、「大丈夫」と返してくれました。 客として来てくれていたなんて、本当に嬉しかったです。 古いものを大切にするとか、価値を与えるみたいなところも好きです。 ちょっとしたものに過ぎないのだけれど、そこに歴史を見せつける努力を感じます。 たった80年に過ぎませんが、オーストラリアの建国は1900年1月1日なので、それからすればすごいのでしょう。 日本には歴史があり、魅せるアイテムが至る所にあります。 オーストラリアには歴史も何もなく、それが故に何でも見せようと努力しているように思えます。 エスカレーターでは直接収益化してませんが、少しでも付加価値を与えたいのでしょう。 最近は日本の地方も必死に村おこししています。 オーストラリアの事を思えば、知恵を絞れば何でもやれそうな気がします。 日本の場合、サービスの質までも売れるのがすごい事だと思います。 魅力を知り、そこに力を注ぎ込む。 個人でも、村でもそれが求められています。 アメリカやオーストラリアはそれが上手いなと思いました。 日本はこれからでしょう。
伸び代が沢山あるので楽しみです。
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4月 2023
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