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例えば、アップルのipadの裏にはりんごのロゴがあります。 必ずそうなっています。 中心にロゴが据えてあります。 これが、例えば無印だったら、何も無しであろうと彼は言います。 目立つものが無く、なるべく地味にします。 強調とか、主張はありません。 彼いわく、前者が「ミニマル」後者が「シンプル」だそうです。 ミニマルは尖っており、シンプルは丸いイメージだそうです。 なるほどと思いました。 フォーカスを際立たせるために、他を極限まで削ぎ落とすのがミニマル。 別にフォーカスするものは無く、単純にさっぱりさせるだけがシンプル。 だそうです。 言われてみて、「そんな風に思いつかなかった」とうなりました。 「どうでもいいじゃん」程度のものでした。 でも、これに気づいたあとは、どう見ても、そう区別してしまうでしょう。 作り手のこだわりに気づく感じです。 消費する側、付き合う側としても知っておくといいかも知れません。 気づかないこだわりにお金を払うのもつまらないですし。 ただし、無印が無印なのは、ロゴが(今はありますが)目立たないからです。 実はそれが彼らのこだわりでもあります。 昔は特にそうだったと思います。 「しぶさん」の意見を元に色々考えましたが、「はっきり区別するのは難しい」と思いました。 強烈なこだわり、強調したいメッセージを際立たせるために、他を徹底的に削ぎ落とすのがミニマルって感じなのは納得しました。 それは僕自身がそれに近いからです。 ギターのブログでは、基礎的な理論の話だけです。 楽器の話や、ギタリストの話など、ほとんどしません。 始めた当初に、「少しはウケを狙わないと」と思い、ちょっとだけ書きましたが。 「こだわりに固執するな」とか言いますが、「それをせずに何がアーティストか?」とも言います。 または「アーティスト気取りするな」とも言います。 「マーケットの欲しがるものをやれ」と言います。 色々と悩みましたが「自分の本心を出す」事に執着すれば良いと思ってます。 もうマーケット主導は古いと思います。 それが何の問題解決にもならないからです。 マーケットが、「何が問題か分かっていない事」が問題なのです。 マーケットの抱える問題は、真実を知ろうとしない事です。 言い換えれば、インスタントな結果だけが欲しい事が問題です。 でも、中には気づく人もいます。 それはほんの一握りです。 その人たちこそ、本当に大切にすべき人たちです。 つまり本当に大切にすべき人たちを、大切にするために、他の大多数を除かなければいけません。
そういうこだわりもミニマルだと思います。
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4月 2023
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