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19歳半ばでビーチライフ、贅沢三昧な生活をしました。 でも一方で、罪悪感とホームシックにいつも悩まされました。 「両親が働いて仕送りしてくれるのに、こんないい生活をしていいのか?」 最初の2年は兄と一緒に住んでました。 でも、両親、友人にこの贅沢をシェアできない事に、寂しさを感じました。 学校で評価されたりして、有頂天になっても、その場にいない家族、友人を常に思うのです。 人生どんなに頑張って「成功」といえるものを手にしても、心から一緒に喜んでくれる人がいなければ、何の価値があるでしょう。 自分だけが勝利の美酒に酔いしれる…ちょっと虚しいです。 「一人だけハッピー」というのは有り得ない、とこの体験から学びました。 シドニーでは、ノースショアという地域に住みました。 同様に高級住宅街でした。 しかし家族が一緒だったので、心境は全く違いました。 快適な環境を両親は楽しみました。 僕にはそれが嬉しかったです。 シドニーでは忙しく、重圧もあったものの、アメリカでの寂しさは全くありませんでした。 面白いのがブラジルです。 (日本と比較すると)貧しいエリアに住み、辛い生活と思うかも知れません。 確かに質素な生活ではありました。 でも、僕は物質主義者ではありません。 だから生活レベルはあまり関係ないと分かりました。 家族のように温かい人たちに囲まれ、ホームシックに全くかかりませんでした。 現在は日本の田舎でスローライフです。 コントロールが効く範囲内で、プチミニマリストです。 ブラジルの経験を通して、「あまりモノは関係ない」と悟ったからでしょう。 家族や友人に囲まれて、楽しく過ごせて感謝です。 それだけでなく、ブログやポッドキャスト、youtubeなどでも色んな人と絡む事が出来て充実しています。 色んな場所で生活した経験から、自分には「良い人たち」が必要だと分かりました。 アメリカでも、ホームシックにかかったとはいえ、良い友達、良い先生のおかげで、感謝な思い出があります。 シドニーでも、音楽関係、教会関係の友達のおかげで良い思い出があります。 ブラジルはいうまでもなく…先週も88歳のセニョール オノフレが電話をくれました。 色んな人に会いました。 もちろん悪い人たちにも。 それらの経験の全てが僕の財産です。 そう思うと、いわゆる旅行はそんなに好きではありません。 ただ観光するより、その土地の人と親しくなりたいのです。 ある程度そこに滞在し、交流がなければ無理です。 ここにいても「良い人」だと思ったら、付き合うように努めます。
外国に行かずとも、「良い人」はいます。 モノが必要なのではなく、僕には「良い人」が必要なのです。
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4月 2023
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