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書きながら書く、話しながら話す、作りながら作る、弾きながら弾く… シナリオとか計画なしに、作業をしながら閃いた事はありませんか? 直感を信じて、手を動かす時に何かの「きっかけ」でゾーンに入る方が多いと思います。 これまで理論やマーケティングの公式などに従って、計画を立てて実行するPDCAサイクルが良しとされてきました。 しかし今後は直感に従い、妄想を形にしていくスタイルが強くなりそうです。 時代の変化が早すぎるからです。 PDCAでは小さな世界で、ひたすら改善を繰り返す事に終始する恐れがあるからです。 それを避けるためには、妄想から何か新しい物を生み出す事が必要です。 だから動きながら考える、作業しながら考えるのです。 何か別の事、モノ、人と結んだり、アイデアを掛け合わせるそうです。 違う視点で考える、箱の外から見る、それは妄想や、作業しながらの閃きならではです。 言語脳に主導権を渡すと、既存の方法論から抜け出せなくなります。 ギターを弾いていると、良く分かります。 弾きながら、次のアイデアへと導かれます。 アドリブは弾いた何かをモチーフと捉え、そこから発展させるのが王道です。 既存のパターンの呪縛についても分かります。 僕が推進するEADGCサイクルは、そのど真ん中のように思われるかも知れません。 しかしそうではありません。 敢えてシンプルなヴォイシングで学び、それを繰り返し練習するようにしています。 シンプルな型で学ぶと、それを変形させても原型の意識が崩れません。 また、シンプルな進行だからこそ、別の行き道を絡めても、迷いにくいです。 パターンの呪縛と言っても、パターンが染み付いてこそ、遊べるレベルにたどり着けるのです。 つまりパターンを崩したり、他とつなげたりできます。 要するに、基礎と応用です。 時間をかけてじっくり指と耳に染み込ませる必要があります。 しかし、いわゆるPDCAサイクルのそれはほとんどが、ちょっと学んですぐに行動に移すようなプロジェクトです。 つまりすぐに結果を求めるタイプです。 空手のような武道や、楽器演奏などは、時間をかけて基礎を叩き込みます。 それは近道がありません。 基礎が叩き込まれていれば、あとは直感に任せて、動いてもいいのです。 頭を空っぽにできるまで、叩き込まれてなければ無理です。 ブログ、本、ポッドキャスト、動画、ギターだけでなく、何でも数練習が必要です。 時間をかけて沢山やらないと、身につかないと思います。 そこに遊び心を加え、直感で勝負するわけです。 「型にはまった」のネガティブな手法は、ポジティブにもできます。 死ぬほど型にはまってやり続けると、直感に任せてできる下地もできます。 ネガティブで終わってしまうのは、多分、数練習が足りないのかも。 マーケティング理論などの型に沿ってのPDCAは、狭い考えの中で改善を繰り返すだけに終わりそうです。 基礎固めに時間を費やさないなら、そうなりそうです。 でも、そんな事をしている間に流行が終わってしまうのが問題です。 つまるところ、そこが問題です。 インスタントな成功、成果、結果を残さないといけないプレッシャーのせいです。 だからお手軽な公式を用い、流行に乗って儲けようとしてしまいます。 基礎に時間をかけるなら、インスタントな成功は見込めません。 また、上手く行くか誰も分からないので、リスキーです。 でも「作りながら作る」レベルになるには、そうするしかありません。 つまり近道はないという事です。
その代わり時間をかけて、自分の好きな事に邁進するのが最も良いと言う時代に向かっていると思います。
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4月 2023
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