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ブラジルのベロオリゾンテという街は、風情があるというか、ちょっと古い建物が目立ちました。
僕が住んでいたのは94年から95年にかけてでした。 初めてセントロに行って、地元に馴染む服を探した時の事です。 まるで70年代イタリア映画の中に迷い込んだかのような、ラフで汚れたビルが目の前に広がってました。 強烈すぎて今も鮮明に覚えてます。 W杯のブラジル対コスタリカ戦の後、ブラジルサポーターが試合後スタンドの掃除をしました。
前回のリオ大会で、日本から学んだそうです。 びっくりです、信じられませんでした。 良いことって伝染するんですね。 良いと思う事はシェアしたくなる性分です。
でも、もっと努めて良い話を発信すべきだと感じてます。 それがたとえ小さな事であってもです。 メディアはほとんどネガティブなニュースなので、バランスを取らないと。 もっと世の中が暗くなって、病んだ人が増えてしまう。 すでにそれに慣れてきてます。 ギターを弾いてるからモテた訳ではないと思いますが…ちょっとモテ期だったかもしれない時期があります。
それはブラジルに住んでいた1年です。 ミナスジェライス州の町々村々に、バンドで旅する生活でした。 ショーの後にサインを求められる、と言う面白い経験をしました。 でも本当は僕なんか関係なくて、日本ブランドのおかげだと思います。 南米では日本人は尊敬されます。 アメリカ大陸は北と南でこんなに違うのか、と驚くほどです。 ミナスジェライス州からエスピリトサント州に用事で行った時の珍道中です。
僕の住むベロオリゾンテからは、1日に1本の電車しか出ていませんでした。 15時間の旅です。 行く時は少しお金を払い、エアコン付きの車両に乗りました。 帰りは出発前にチケットを買えばいいか、と安易に考えてました。 でも、駅に着いたら早朝6時だと言うのに、長蛇の列でした。 時間がないのでとりあえず、普通の車両のチケットを買うしかありません。 まあ乗ってから変えてもらえるだろう、と安易な思いで出発しました。 その前日はほとんど寝てなくて、疲れ果てていたので、早速寝ようと思ったのですが… 「河合さんは旅行が好きなんですね」
とよく言われますが、違います。 実は出不精な方です。 出かけた以上は楽しまないと損なので、前向きに楽しもうと努めます。 でも出かけなくて済むなら、その方がいいくらいでした。 家族ができてからは少しは変わりましたが… 僕が1年間暮らした、ミナスジェライス州、ベロオリゾンテは、ブラジルの中も古い街だそうです。
サンパウロ州、リオデジャネイロ州、バイーア州に隣接した、内陸の高原地帯にあります。 でも観光地のトップには選ばれないので、知らない人がほとんどでしょう。 ブラジル=サッカー王国がW杯に優勝した時どうなってしまうのか?しかも27年ぶりに。 幸運な事に僕は1994年にブラジルに住んでいて、体験できました。 狂った経済(ハイパーインフレ)と共に長らく自信喪失状態だった彼らに優勝がもたらしたものとは…? |
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4月 2023
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